スーパーSP工法

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施工要領

1.アンカーピンの選定

(1)モルタル層の厚みによりアンカーピンの長さを決める。

(2)浮き幅の状態により注入量の設定。

(3)1m2あたりのアンカーピンの本数を決める。(図-1)

アンカーサイズ モルタル厚み
SSP-650 30mm未満
SSP-670 50mm未満

2.アンカーピンの打ち込み

(1)電動ドリル(振動タイプ)を用いて6.6φの径で所定の深さまで穿孔する。

(2)穿孔した孔の清掃。ブロアー等により切り粉の排出。

(3)ハンマーにてアンカーピンをモルタル面の表面に平滑になるまで打ち込む。(図-2)
※接着剤洩れ止めストッパー(スリーブ)が塗装部と重る。

(4)専用打ち込み棒にてプラグを所定の位置までたたき込む。(図-3)

アンカーサイズ 穿孔深さ
SSP-650 55mm
SSP-670 75mm

3.接着剤の注入

(1)接着剤注入用ガンにて専用のノズルを用い所定の量を注入孔より注入する。(図-4)

●1m2あたりの充填率一覧表

1孔よりの注入量 25cc
1m2当たりの施工本数 6本 9本 16本
浮き代
(mm)
0.3 50% 75% 133%
0.5 30% 45% 80%
1.0 15% 23% 40%

樹脂の種類はスクイズ液:高粘度タイプを使用する。


※所定の量を注入後、アンカーピンの注入孔より別売となっている全ネジステンレスピンを挿入することにより、剪断耐力の強化になる。

アンカーサイズ 全ネジステンレス
ピンサイズさ
SSP-650 4φ×30mm
SSP-670 4φ×50mm

4.仕上げ

(1)注入口をエポパテ等により穴埋めし平滑に仕上げる。

5.タイル仕様

(1)タイル面、石材面等表面が固い材質の時には、無振動ドリルを使用する。

(2)タイル表面は、数ミリ深さ2段掘りとする。

6.樹脂注入が困難な場合の対策

スーパースクイズピンの先端を開脚する際の衝撃で、浮き間隙をより狭めたりドリル穿孔時に発生する切り粉で、浮き間隙に目詰まりが生じ切り粉を容易に除去出来ない場合、注入が困難になることがあります。
その際は先に樹脂をある程度注入した後、スーパースクイズピンを打ち込む方法もあります。